事故直後

By | 2015年7月27日

事故直後にすべきこと6つ

 

交通事故に遭ったとき、あなたの脳裏によぎるのはこれから予定や「どうしよう」「やってしまった!」という不安、驚きといったものになるでしょう。

 

何度も何度も事故に遭っていて、こういうときにどうすれば良い、ということわかっている人でもない限り、事故直後は自分が思っているよりもパニックになっているものなのです。

 

交通事故は件数も多く、日本全国毎日どこかしらで起きています。しかし、それでも我が身に降りかかったとき気が動転してしまうのは仕方のないことです。ただ、事故直後の対応だけは間違わないようにして欲しいのです。

 

採れたての野菜や釣りたての魚が、放置しているとどんどん鮮度が落ちていくように、交通事故に遭った直後の対応によって今後の損害賠償請求のやりやすさや、しっかりとした補償を受けられるかどうかが決まってきます。

 

今回は、交通事故に遭ったときの状況別対処法として、あなたは「事故直後」になにをどうすべきか、6つのポイントをお伝えいたします。

 

1.二次災害を防ぐ

 

思い切り車がぶつかったとき、まず真っ先に確認してほしいのは自分や同乗者の安全です。

 

しかし、同時にもう一つ確認してほしいことがあります。それは、事故現場の状況です。

軽い接触事故ならそれほど大きな被害も出ていないと思われますが、事故の内容によっては車が横転していたり、ガソリンが漏れてしまっていることもありえます。

 

特にガソリンの匂いがするときは、すぐさま自分、同乗者、事故の相手や野次馬に離れるよう伝えましょう。お、事故があったぞとくわえタバコをした人がやってきてしまったら、大惨事になってしまう可能性もあるのです。

 

また、事故がどこで起きたのかも重要です。軽い接触事故であっても、交通量の多い道路であれば、交通事故現場でさらに追突事故が起きてしまう場合もあります。

 

ふらふらと車から出て、様子を確認しようとしたところで後続車にひかれてしまう、といった危険性もです。

 

交通事故そのものも重大な問題ですが、なにより周囲の人をこれ以上巻き込まないために、けが人を増やさないためにも二次災害を防ぐ努力を行いましょう。

 

もちろん、周囲の人が手助けをしてくれることもあります。無理をせず助けを呼ぶことも大切です。

 

2.交渉を持ちかけられても警察を呼ぶ

 

軽い事故、軽い追突くらいであれば、事故の相手側は警察を呼んで欲しくない、事故で減点されたり、保険を使って等級を下げたくない、と考える場合もありえます。

 

残念なことに、世の中の人は全員が善人であるわけではありません。事故の当事者であり被害者であるあなたが仏心を出すことで、事故を起こすような人を野放しにしてしまったり、結局騙されて補償も受けられず後悔したりするのです。

 

交通事故直後、二次災害が起こりそうにない、または二次災害が起こらないようにお互いの事故車両を安全な場所に移した後、なんらかの交渉を持ちかけられても拒否しましょう。

 

けがの有無に関わらず、まず連絡すべきは警察です。交通事故によって受けた被害への損害賠償をするためには、まず「いつどこで誰と誰がどんな事故を起こしたのか」を証明しなければなりません。

 

事故証明を出してもらうためには、警察の調査が必須です。

「相場よりたくさん払いますから!」といった甘言に乗ってしまうと、損害賠償請求をしても「そんな事故起こったんですか? 言いがかりはやめてください。しつこいと訴えますよ!」と相手からいわれてしまう可能性もあるのです。

 

また、軽いけがだから物損で届けてくれといわれることもあります。物損の事故だと人身事故のけがに対する補償をする必要がないので、車の修理費は多少もってもらえるものの、けがの治療費は全額自己負担、なんてことになりかねません。

 

3.事故相手の連絡先をしっかり抑える

 

事故相手の連絡先をきちんと知っておくというのは、事故後の交渉をスムーズにするためにも重要です。

 

最もしてはいけないのが、保険会社から連絡してもらうから、自分が後で連絡するから、などといわれてあなたの連絡先や個人情報だけを相手に渡してしまうことです。

 

警察を呼べば相手の身元確認はできますが、損害賠償請求は刑事ではな民事の争いになるので、あなたが自分から動いて相手の連絡先に請求していく必要があります。車両の登録番号や車検証、相手の免許証など、偽造のできない連絡先情報を手に入れておくようにしましょう。

 

4.大きな決断はその場でしない

 

ある意味では、最も大切なのが事故直後に大きな決断をしない、ということです。

事故に遭った直後というのは、大多数の人が動転しています。普段だったら絶対にそんなことはいわない! 承諾しない! ということであっても、あっさり頷いてしまう可能性が高いのです。

 

けがをしているのに「良いから、大丈夫ですから」といってしまったり、「警察を呼びますか?」と相手側の意思を確認しようとしたり、はたまたなんの拘束力もない口約束を信用して事故現場から離れてしまったりするのです。

 

いうまでもなく、これらの行動は全てあなたのためにはなりません。

適切に損害賠償請求をするために必要なのは、客観的な証拠と冷静な判断力です。気が動転しているときは、なにをいわれても大きな決断はしないようにしましょう。

 

二次災害が起こらないように配所し、警察に連絡し、病院にいって診察や治療を受けながら今後の対応を考えれば良いのです。

 

5.余裕があれば目撃者や写真を残す

 

けがが軽いものだった、物損事故だったという場合は、警察の調査とは別であなた自身が事故の証拠を残すようにしてください。

 

事故現場がどこなのか、破損した箇所は車のどこで、どの程度壊れているのか、けがの状態は、など記録しておくべきことはたくさんあります。

 

それに加えて、できれば目撃者探しもしておきたいところです。事故直後、事故の様子を見ていた人を探すのです。

 

第三者による目撃証言というのは、事故の過失割合や正確な状況を判断するのにうってつけな証拠となります。事故から時間が経てば経つほど集めるのが難しくなるので、できれば事故直後その場で、できなければ後日目撃者探しを行いましょう。

 

6.けがをしていないと思っても病院に行く

 

最後に、事故直後に行う対処法としてぜひやってほしいのが、必ず病院に行く、ということです。

交通事故の治療や診療であっても、加入している健康保険は利用できます。3割負担ならそれほど大きな診察料はかかりません。

 

例え自分としては問題がないと思っていても、医師や病院にきちんと体の状態を見てもらうことが大切なのです。目には見えないものの、体のなかが傷ついている、骨などがずれている、なんてことは交通事故では良くあります。

 

交通事故に遭ったときは、まず事故直後に以上6つの対処法を思い出してみてください。

どの対処法も決して無駄にはなりません。